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タスクリスト:pmbok-materials 敵対的レビュー結果と対応計画

このファイルは、pmbok-materials/作成していない第三者レビュワーの視点で 敵対的に読み直した結果の記録。見つかった問題・欠落を優先度別に並べ、 対応が完了したものからチェックを入れて潰していく。

レビュー方法(何をやったか)

  1. 内部整合性チェック:全ファイルのリンク切れ、数値の合計(49プロセス等)、 TODO/FIXME残骸、Week番号の相互参照をコマンドで機械的に検査
  2. 事実検証:PMBOK版ごとのプロセス数・知識エリア数の記述が歴史的に正確か、 第7版12原則と第8版6原則の対応関係が説明できるかを再検証
  3. 網羅性チェック:PM育成資料として一般的に必要な要素(倫理規定、EVM計算式、 RACI等のテンプレート、プログラム/ポートフォリオとの境界、批判的視点、 アジャイルとの橋渡し、一次情報の入手先)が入っているかを突き合わせ
  4. 敵対的質問リスト:研修中に受講者から聞かれたら詰む質問を洗い出し(末尾参照)

🔴 Critical(内部矛盾・事実誤認:最優先で修正)

  • [x] TASK-01: 05_success_criteria.md 末尾が「07_training_curriculum.md Week3で実施」と 誤記されていた。実際の2軸マトリクス演習は 07Week6(成功の評価軸)に 配置されている。Week3は原則4〜6の回であり無関係。→ Week6に修正。 (発見経緯:07のWeek別テーブルと05の参照を突き合わせて発覚。典型的な 「後から章立てを変えたのに参照だけ古いまま残る」バグ)
  • [x] TASK-02: 02_six_principles.md 末尾の演習リンクが「Week2でワークショップ化」と していたが、6原則の演習は実際には Week2(原則1〜3)とWeek3(原則4〜6)に 分割されている。「Week2」だけでは不正確。→「Week2・3」に修正。
  • [x] TASK-03: 01_overview_history.md の版の変遷表が「第1版〜第6版まで: 10知識エリア・49プロセス」と一括りにしていたが、これは不正確。 10知識エリア・49プロセスは第6版(2017年)時点の数字であり、 第5版は47プロセス・第4版以前はさらに少ない(知識エリアも当初9つで、 ステークホルダーマネジメントは第5版で追加された)。版が進むごとに プロセス・知識エリアは増えてきた経緯がある。→ 注記を追加して訂正。

🟠 High(重要な欠落:育成資料として無いと片手落ち)

  • [x] TASK-04: プロジェクト単体を扱うPMBOKと、プログラムマネジメント/ ポートフォリオマネジメントとの境界が一度も説明されていない。 新任者が「PMBOK=会社の全事業管理の話」と誤解しやすい。→ 01に節を追加。
  • [x] TASK-05: 第7版12原則 → 第8版6原則の対応関係が資料集のどこにも明示されて いない。7版を先に学んだ受講者が混乱する。→ 02末尾に対応表(要検証の仮説として)を追加。
  • [x] TASK-06: 一次情報(公式ガイドの入手先・書誌情報)への案内が皆無で、 各所にある「要検証」マーカーを実際にどう解消すればいいかの導線が資料内にない。 → 新規ファイル 07_scope_and_references.md を追加。
  • [x] TASK-07: この資料集の**非対象範囲(Non-goals)**が明示されていない (PMP試験対策そのものではない/公式ガイドの代替ではない、等)。 期待値のズレを生む。→ README・09に明記。
  • [x] TASK-08: PMI倫理・行動規範(Code of Ethics and Professional Conduct)への 言及が一切ない。プロマネの「専門職としての倫理」の軸が資料集全体から 抜け落ちている。→ 09に節を追加。

🟡 Medium(実務での使いやすさに直結する欠落)

  • [x] TASK-09: 用語集が薄い。ベースライン/クリティカルパス/変更管理委員会/ コンティンジェンシー予備とマネジメント予備/スコープクリープ/ ローリングウェーブ計画などの頻出用語が欠落。→ 08_glossary.md を拡充。
  • [x] TASK-10: EVM(アーンドバリューマネジメント)が略語(SV/CV/SPI/CPI)としてしか 登場せず、計算式と具体例が無い。実務で最も問われる指標なのに素通り。 → 10_templates.md に計算式+数値例を追加。
  • [x] TASK-11: RACI・コミュニケーション計画・ステークホルダー分析(パワー・関心 グリッド)・リスク登録簿が用語としてのみ登場し、実物のサンプルがない。 原則4(説明責任)・原則1(ホリスティックな視点)の実践に直結する。 → 新規ファイル 10_templates.md に4種のテンプレート例を追加。
  • [x] TASK-12: アジャイル/ハイブリッドとの対応関係が「テーラリング」の一言で 片付けられており、Scrumセレモニー等との対応表が無い。ハイブリッド運用が 主流の現場では実務接続が弱い。→ 新規ファイル 08_agile_hybrid_bridge.md を追加。
  • [x] TASK-13: PMBOKに対する批判的視点が皆無で、鵜呑み学習になりかねない (形式主義に陥りやすい、欧米標準をそのまま輸入する弊害等)。ユーザーが 本レビュー自体に要求した「敵対的反証」の姿勢を、受講者にも身につけさせるべき。 → 新規ファイル 09_critical_perspectives.md を追加。

🟢 Low / Backlog(価値はあるが今回は着手しない・理由つき)

  • [ ] TASK-14: 日本企業特有の実務(稟議・多重下請け構造・根回し)への適用ノート。 保留理由:組織依存性が高く、対象企業の実情ヒアリングが必要。次回、 対象組織が決まった時点で追加するのが妥当。
  • [ ] TASK-15: 知識定着を測る客観テスト(多肢選択クイズバンク)の作成。 保留理由:問題数がまとまった分量になり別タスクとして切り出すべき規模。 07の評価ルーブリック(定性評価)で当面は代替。
  • [ ] TASK-16: 印刷用PDF・1ファイル配布版の整備。 保留理由:Markdown資産の内容が固まってからの後工程で十分。
  • [ ] TASK-17: Week構成の運営ロジ(会場・人数・事前配布物・進行タイムテーブル分単位)。 保留理由:カリキュラム内容の骨格確定を優先し、運営詳細は実施主体が決める。
  • [ ] TASK-18: 第8版「7つのパフォーマンス領域」正式名称・「40プロセス」詳細の 公式ガイドとの照合による確定(0304要検証 マーカー解消)。 保留理由:手元に公式ガイド原文が無いため確定不可。公式ガイドを入手した人が 最優先で対応すべき唯一の「保留」タスク(他は資料構成上の任意追加だが、 これは正確性に関わるため要フォローアップ)。

敵対的質問リスト(研修中にこれを聞かれたら詰むかどうかの自己テスト)

#想定質問対応済みか
1「第8版の7領域って具体的に何て名前?」✕ 未確定(TASK-18、要検証のまま)
2「PMBOKとPMP試験の出題範囲(ECO)って同じ構成?」△ 09で非対象範囲として明記したのみ、ECOとの対応表までは無し
3「プログラムマネジメントとどう違うの?」○ TASK-04で対応
4「第7版で12個だった原則、第8版でどう6個になったの?」○ TASK-05で対応(仮説として)
5「EVMのCPIって結局どう計算するの?」○ TASK-10で対応
6「PMBOKって形式主義すぎない?アジャイルと相性悪くない?」○ TASK-12・13で対応
7「この資料、公式ガイドのどこを見て作ったの?」○ TASK-06で出典・非対象範囲を明記
8「倫理規定とか、資格の話は無いの?」○ TASK-08で対応
9「日本の多重下請け構造だと原則4(説明責任)ってどう機能するの?」✕ 未対応(TASK-14、保留)
10「このプロセス統合表、9個消えたって書いてるけど何が消えたの具体的に?」△ 04のワークシートで自分で埋める設計のまま(未確定)

更新履歴

日付内容
2026-08-27初版作成。敵対的レビューで発見した18件のタスクを記録し、Critical〜Medium(TASK-01〜13)を本セッション内で解消。Low/Backlog(TASK-14〜18)は理由付きで保留。