実践01:内製チームPMの立ち位置(第1部)
出典:『プロジェクトマネジメントの教科書(内製チーム向け)』第1〜6章。PMBOK標準(../standard/)を、 発注者と受注者の境界がない内製組織でどう使うかの実践層。
内製の「静かな失敗」
受託の失敗は派手(納期・予算の破綻)。内製の失敗は静か=予定通りリリース・予算内、それでも誰も使わない/機能が増え全体を把握する人が消える。失敗と認識されないので繰り返す。→ ../merged/success_evaluation.md
三つの立場:①計画は外れる前提(価値は当たることでなくずれの検出)②要件を軽く扱わない③言われていないことを扱う。
第1章 システムは道具
- 社会技術システム:動くのはソフト単体でなく、業務手順・組織・制度を含む全体(4層:社会制度>組織>業務プロセス>ソフトウェア。外側は内側の都合では変えられない)。
- **SoR(記録/正確・決めてから作る)/SoE(関わり/使いやすさ・作ってから決める)**は機能単位。判断軸=間違えたとき何が起きるか(戻せない=SoR/作り直せる=SoE)。
第2章 プロジェクトとプロダクト
プロジェクトは終わる/プロダクトは続く。内製PMには**終わらせる・育て続ける・選択する(捨てる)**の三技術。ディスカバリーとデリバリーは並走。
トレードオフスライダー(同率禁止・圧力前に合意):1位 データの正しさ > 2位 期日 > 3位 スコープ > 4位 画面の作り込み。苦しいときは下位から落とす。内製では予算より「人の時間」が硬い制約。 工期 ╱ ╲ 予算─────品質 一つ固定すれば他が動く。 ╲ ╱ 「全部固定」は算数として不成立。 スコープ 内製では予算より「人の時間」が硬い。 ────────────────────────────────────────────── トレードオフスライダー(同率禁止・圧力前に合意) 1位 データの正しさ ●─────────── 2位 期日 ─●────────── 3位 スコープ ────●──────── ← 苦しいとき落とすのは下位から 4位 画面の作り込み ──────────●──