統合ツール:コミュニケーションと透明性
統合元:PMBOK 10.3 コミュニケーション計画表 + 内製教科書 第32章(報告・透明性)。 残した中心:計画表(PMBOK)+ 三点セット報告・悪い知らせの早期流通・情報ラジエーター(教科書)。
1. コミュニケーション計画(PMBOK:SH分析と対応させる)
| 情報 | 対象 | 頻度 | 手段 | 発信 |
|---|---|---|---|---|
| 進捗サマリ | スポンサー(権力高・関心低) | 週次/月次 | 1枚レポート | PM |
| 詳細進捗・課題 | チーム | 日次 | スタンドアップ | 各担当 |
| リスク・エスカレーション | スポンサー・部門長 | 発生都度 | 個別報告 | PM |
| 全体の健全性(成果+プロセス) | 経営 | 月次 | 経営会議 | PM |
表の効用:伝えていない相手が空欄として見える(権力高・関心低が計画からも落ちやすい)。 頻度の目安=その相手が「驚いてよい上限」を時間で決める。
2. 悪い知らせほど早く(教科書)
- 情報が2ヶ月遅れると選択肢が4つ→1つに減る。
- 「なぜ早く言わなかった」の回数だけ次の報告が遅れる。受けた最初の一言を **「早く分かってよかった。今なら何ができるか」**に固定する。
3. 報告は三点セット+「判断しないコスト」(教科書)
相手により粒度を変えるのは隠すことではない(経営=期日影響、開発=技術詳細)。
4. 情報ラジエーター(教科書)
- 「聞かれたら答える」でなく「見れば分かる」。ただし詰問の材料にすると実態を表さなくなる。
- 判定:その情報が誰かの作業の結果として自動更新されるか(手作りの会議資料はラジエーターでない)。
判定:手作りの会議資料=報告/作業の副産物として更新=ラジエーター。
5. エスカレーション基準(事前にルール化)
「3日以上判断が止まったら」「見積り20%超の追加が出たら」「2回の会議で決着しなければ」上げる。 基準があれば、上げるのは判断でなくルールの適用になる。