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実践05:動かし続ける(第7部・第34〜37章)

計画が終わったあとに始まる長い時間。

第34章 進捗と実行の管理

進捗率は嘘をつく(分母も分子も曖昧/90%が三週続く)。完了の定義を満たしたものだけ二値で数える。バーンアップならスコープ増加が見える。リソース効率(稼働率)を最適化すると仕事は滞留、フロー効率を上げる。制約理論(TOC)(全体は最制約工程で決まる/制約工程の人の1時間を空けることが全体を1時間増やす)。判断に使わない数字は測らない。

進捗率完了数(二値)
第2週40%完了0・着手6
第4週70%完了1・着手7 ←打てる
第6週85%完了2・着手8

「85%」は順調に見えるが、着手だけ増え流れていない=第4週で手を打てる。

制約工程の人の1時間を空ける=全体を1時間増やす(非制約の1時間は0分)。 開発 ──▶ [レビュー] ──▶ QA ──▶ リリース ▲ここに5枚滞留=制約 制約でない工程を速くしても、制約の前の山が高くなるだけ。 制約工程の人の1時間を空ける=全体を1時間増やす(非制約の1時間は0分)。


## 第35章 依頼の受付と変更管理
受け付ける仕組みがない=すべてを受け付けるのと同じ。**インテーク**(窓口一本化/受付時に「期日の根拠」と「現在の回避策」を聞く)、**トリアージ**(結果は必ず返す)。断り方は方針に紐づけ代替案と再検討条件を出す。変更管理は防ぐでなく安全に変える(影響分析・トレーサビリティ・閾値で承認)。スコープクリープは累積を可視化して三択(延ばす/落とす/増やさない)を返す。

```mermaid
flowchart LR
  IN["インテーク(窓口一本化・期日の根拠と回避策を聞く)"] --> TRI["トリアージ(緊急度×影響度)"] --> RET["結果は必ず返す"]
影響大影響小
緊急度大即対応/割込回避策で凌げるか
緊急度小バックログへ記録して保留/断る

返さないと依頼はDMに戻り仕組みが壊れる。スコープ累積を可視化→三択「延ばす/落とす/増やさない」を返す。

第36章 運用(要件の章でもある)

運用者が要件の場にいないから運用は漏れる。内製は運用も自分たち。問い合わせ導線(右列に書けない=未作成機能)、縮退運用(止まった間の業務継続手段)、SLI/SLO/SLA(業務の言葉=許容できない状態から決める)、可観測性(技術+業務の監視)、RTO/RPO(取ることと戻せることは別/復旧訓練)。

SLOは数字でなく「何分止まると業務がどうなるか=許容できない状態」から決める。

第37章 フィードバックとPDCA

リリースは計測の始まり。測る準備はリリース前にしかできない(ベースライン・仕組み・基準・確認日をカレンダーに)。定量で「何が」定性で「なぜ」。PDCA(Complicated)とOODA(Complex)止まるのはたいていC(Check)(見る人・場・比較対象・反映経路がない、そして痛いから)。ループは意志でなく仕組みで回す(確認を評価に直結させない)。→ ../merged/success_evaluation.md